いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

ダイエットの目標達成

ダイエットの目標体重に達した。

 

はじめてから約3ヶ月。昨夜体重計に乗ると、ついに50kg台の数字を拝むことができたのだ。マックス時と比べ、実に5.8kgも痩せたことになる。

 

もしかしたら、ここ最近の私の文章からも、“スリムな男感”が漏れ出していたかもしれない。お察しのよい読者の皆様には隠しきれていなかったろう。もし鼻についたようなら、本当に申し訳なく思う。

 

しかし、こればかりは本人にもどうしようもないのだ。“スリムな男感”というのは、意図せずに醸し出されてしまうものなのだから。どうかお許しいただきたい。

 

あぁ、スリムな男というのも、まったく困ったものだ。

 

それにしても、痩せるというのは実に気持ちの良いことだ。成果がではじめると、体重計に乗るのが楽しみになり、鏡で自分の姿を検分する時間も増える。腰に巻くベルトは格段に緩く感じるし、腕時計のベルトでさえ、隙間が広がったように思えてくる。

 

日々、最小限に炭水化物を抑制し、会社帰りには1駅分歩いた。食事の管理と適度な運動。まさに教科書通りだ。特に食事の面では、空腹に悩まされる時がしばしばあったが、なんとか堪えてきてよかったと思う。

 

さて、これでやっとダイエット生活から解放される。

 

と、思っていたのだが、よくよく考えると、これで元の生活に戻したらすぐにリバウンドするだろう。私としてもせっかく時間をかけて痩せたので、すぐに戻るのは嫌だ。今の“スリムな男”を是が非でも維持し続けたい。

 

そう思うと、ダイエットとは一体どうやったら終えられるのだろうか。「体重を減らす」の目標を達成した後には、「その体重をキープする」の長く果てしないフェーズが、このように始まりを告げるのだ。

 

ダイエット。終わりのない迷宮に迷い込んでしまったような気がする。はたしてゴールはあるのだろうか。お米を腹一杯に食べられる日々が、再び訪れるのだろうか。