ここのところ、通勤時はラジオばかりを聞いている。
贔屓しているHIPHOPユニットCreepy Nutsの『オールナイトニッポン』が始まって以来、深夜ラジオという文化に触れた。それ以降はその文化の楽しさにドップリとハマり、徐々に好きな番組も増えていった。
現在ではCreepy Nuts(火曜)の他にも、同じ『オールナイトニッポン』で、菅田将暉(月曜)、佐久間宣行(水曜)、オードリー(土曜)の番組を聞いている。
radikoというアプリを使うと、タイムフリーで1週間以内の番組をいつでも無料で聞けるので、自分の好きなタイミングで楽しんでいる。実に便利で有り難い機能だ。
ラジオはテレビと違い規制が緩いので、けっこうぶっこんだ発言や際どいトークが展開されて面白い。私は道端をひとり歩きながら、思わず吹き出したりニヤついたりしてしまい、なかなかに気持ち悪いだろうなと思う。
またMCのトークだけでなく、それに反応するリスナーからの投稿、いわゆる『はがき職人』たちのメールにも毎回笑わされてしまう。少し大げさな物言いかもしれないが、「世の中にはなんて面白い人たちがいるんだろう」と感心させられっぱなしである。
ちなみに、現在の私の通勤スタイルは以下のとおりだ。
行きは、家を出て駅まで歩く間はラジオを聞く。電車に乗るとブログ記事を推敲し投稿する。駅から会社までは再びラジオを聞く。帰りは、会社から駅まではラジオを聞き、電車の中では文庫本を読む。駅から家まで(一駅前で降りるため距離が長い)は再びラジオを聞く。
つまり、手が使えない時間はラジオを聞いているのである。好きなHIPHOPのアルバムが出た際にはそちらを聴くこともあるが、それ以外は基本ラジオ三昧である。
そう考えてみると、私の興味関心もわかりやすい。
ラジオを聞く、ブログを書く、本を読む、HIPHOPを聴く。いずれの中心にも“日本語を用いた表現”があるのだ。つくづく自分は“言葉”というものが大好きで、四六時中それを浴びていたいんだなぁ、と再確認できる。
大人になると自由な時間が極端に少なくなってしまうが、その分、無駄なものが削ぎ落とされ、自分にとって本当に好きなことが明確になるような気がする。
それに対し、実感を持ちながらどっぷりと浸れるというのは実に幸せなことだ。許される限り、このささやかなる日々の楽しみを、享受し続けたいなと思っている。