いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

面のかわいさ

連休で何が嬉しいかって、娘とずっと一緒なことだ。

 

平日やいつもの週末だけでは見られない、連続性のある娘を楽しむことができる。いつもなら“点”のかわいさ、せいぜい見られて“線”のかわいさだが、10連休もあれば“面”のかわいさをも堪能することができるのだ。

 

数日前に言っていた約束をふいに思い出したり、毎日おんなじパターンで泣いてしまったり。一緒の遊びをしていても微妙に変化があったり、お気に入りの言い回しや口ぐせをいち早く知れたりもする。

 

でもやっぱり一番嬉しいのは、娘との親密度がどんどんと高まっていくことだ。私に対する信頼度と言い換えてもよいかもしれない。預けてくれる身の重みが大きくなり、呼んでくれる回数も増える。

 

当然、そのぶん私にとってのご褒美も増える。ふいに囁いてくれる「だいすき」や、愛情に満ちた抱擁も娘からたくさん貰うことができる。

 

幸せだなあ。娘の柔らかいすべすべの頬を撫でながら、心の中でひとりごちる。子供って知れば知るほどに純粋で、ふれあっていると性善説を心から信じさせられる。

 

こんな生活もあと二日かと思うと寂しいのだが、これ以上ないほどに癒しをもらえた。残りも大切に過ごそう。