いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

特技:返信文の作成

昨日も書いたように私は車の運転ができない。

 

夫としてそれは大きなマイナスであると自覚している。では、それを補って余りあるプラスが私にはあるか、という話題に妻と昨日なった。

 

改めて考えてみると、なかなか見当たらずに焦った。普段妻から頼まれて助けてあげられる場面はどんなときだろうか。そう考えて思い浮かんだのは、返信文を書くという場面であった。

 

主に親族に対してだが、センシティブな内容を伴う際に、うまく返信を返さなければならない場面というものがある。そんなとき妻は困り果ててしまう。色々と考えを巡らせるあまり、頭がグルグルと回ってしまうようなのだった。

 

そんなときが私の出番である。普段は用件のみの素っ気ない返信しかしない私だが、そういう場面においては、全方面に配慮を巡らせた返信文、というものを作成することができるのだ。

 

今日も、両実家間のお祝いものの偏り、といったナイーブな話題に対して、ひとつの返信文でもって事なきを得るよう導くことができた。

 

妻は私の返信文を見て「お手本の定型文としてネットに公開したい」とまで絶賛してくれた。

 

そして前日の会話を思い出してか、あなたが夫として一番役に立っている場面は、このような返信文を書く場面かもしれない、と改めて私に告げたのであった。車の運転ができない代わりといってはショボい気もするが、あながち馬鹿にはできない長所だと、妻は励ましてくれた。

 

そんなわけで私は、妻の為に日々文章力を磨いている。・・というわけではないのだが、好きなことで家族の役に立てるのは嬉しいものだ。