いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

お年玉貯金

少し前に娘にお年玉をあげた。

 

ピカピカの百円玉を五枚。それまで娘には本物のお金を触らせてなかったので、えらく感動していた。オモチャのお金は結構ガサツに扱うのに、そのお金は大切に空き缶にしまっていた。

 

そして今日、妻がキャラクターのついた貯金箱を買ってきた。さっそく娘に五百円を移動させる。チャリン、チャリン、と一枚ずつコインが格納された。蓋がついているが鍵がかかり、その鍵は妻が大切に預かっておくこととした。

 

自分の好きなものに使っていいからね、と言ってはいるが、使ったらなくなることを理解すると、まだ使わないと娘は言い張った。

 

じゃあいつ使うの?そう娘に問うた。

 

「パパもママも、おかねがなくなったとき!」

 

なんという救世主か。でもきっとそんなときはこないであろう。気持ちはとても嬉しかった。

 

スイミングでテストに合格するたびに、追加で百円を渡すことを伝えている。他にも特別お利口なことをした際にも、ご褒美であげようか。

 

なんにせよ、娘に良いモチベーションが生まれ、お金というのに慣れ親しむことを期待している。果たして娘はどんなことにお金を使うのか。いくらまで貯めることができるのだろう。