いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

結婚式を振り返る

今朝は、なぜか結婚式の映像を見返していた。

 

ほんの思いつきで、披露宴で流した自作のプロフィール・ムービーを再生したのだ。最初は娘とふたりで見ていたが、その懐かしい音楽と映像に興奮を覚え、思わず妻も寝室から呼んだ。

 

プロフィール・ムービーを2周ほど見ると、次はこれまた自作のオープニング・ムービーを見始めた。今見るとどちらの映像もなかなかに手がこんでいて、式前の自分たち頑張ったなあと思わされた。たしかに大変だった記憶がある。

 

それまで見終わると、次は式場のプロが撮影してくれた映像のBlu-rayをプレイヤーに入れた。式のあった日の一部始終が収められている。

 

結婚式というものを改めて俯瞰で捉えると、とても恐縮した気持ちになる。こんな自分たちのために、これだけ多くの人を集結させたなんて。

 

今なら恐れ多くてできないかもしれない。若い勢いのあるうちに、しっかりとやっておいて良かったなと思った。映像を見ていると小っ恥ずかしくなる場面ばかりで、私は何度も身震いをし、はしゃいでいた。一方妻はしみじみとした様子で映像を見つめ、所々で微笑んでいた。

 

また今のご時世で当時の映像を見ていると、思わず「うわっ密だ」と感じてしまった。この一年ですっかり場の見方が変わってしまったらしい。今結婚式を挙げる方々はさぞ大変だろう。

 

ひととおり映像を見終わると、娘が「わたしもドレスきたい」「さっきのやりたい」と言い出した。私はブランケットを巻き付けドレスに見立て、一緒に結婚式ごっこをしてあげた。

 

今度は親の立場で式や披露宴に参加するのかもしれない。そう思うとなんだか身が引き締まった。たくさん支援してあげたいなと思った。