いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

AR遊び

ここ数日、娘とSNOWというアプリで遊んでいた。

 

ひと昔前に話題となったアプリだ。家でできる遊びを探しているうちに思いだし、久しぶりに起動してみた。

 

カメラに映る映像に、リアルタイムでフィルタ加工することができる。顔が自動で認識されるので、そこに猫耳を出現させたり、ひげを生やしたりして遊べるのだ。

 

娘はとても喜び、ここのところ毎日「あのこわいしゃしんのやつやろ!」と、アプリで遊びたがった。ただ昨夜は、そのアプリ内に『AR』機能を見つけたのである。

 

『AR』とは拡張現実のことだ。今ではだいぶ世間にも浸透している言葉だろう。大流行した『ポケモンGO』がわかりやすい。カメラを通した現実世界に、リアルタイムで動くモンスターを出現させられる。

 

娘はアプリ内のAR機能を使い、ベッドの上に動き回る猫やウサギを出現させていた。彼らは自由に動き回り、時に泣き声を発する。娘は何度もスマホ画面と現実を見比べ、愉快な混乱に包まれていた。

 

スマホをもって彼らに近づいてみたり、思わず手を伸ばし実際に触ろうとしてみたり。大人でも面白いと感じる技術だ、素直な子供ならなおさら楽しめるだろう。

 

ふと、彼女が大きくなる頃の世の中はどんなことになっているんだろうか、と思いを馳せた。想像もできない。