いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

朝読書

在宅勤務の良さは数多くある。

 

その中でも、最もわかりやすいのは通勤時間がなくなることだろう。朝はゆっくりと起きられるし、仮に残業したとしても就寝時間に支障が出ない。

 

最近では仕事前に読書をするという優雅な朝を送っている。大好きなことで一日が始められると、仕事に向かうだけの英気を養うことができるのだった。

 

静謐な気持ちの中で活字を目でなぞることにより、寝起きのちりぢりな回路がゆっくりと正しく頭の中で繋がっていく感覚は、これぞ最良の目覚めだ、という喜びを感じさせてくれるのであった。

 

また読書をするコンディションという意味でも、朝読書は最高の状態なのではないか。読まれる側の本も、こんなベストな心持ちで読んでもらえて、さぞ嬉しいに違いない。文章が澱みなく身体に入ってきて、作品の良さを最大限味わうことができるのだ。

 

在宅勤務の良い面は他にも様々あるが、ここ数日は朝の読書時にそのような喜びを実感していた。早くコロナが消え去って、在宅勤務という文化が定着された側面を、笑って語れる日が来て欲しいものだ。