いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

まあ金曜日だ、からの

すべてを許してしまえる瞬間というものがある。

 

金曜仕事終わりがまさにその時だ。特に充実感に包まれながらの帰路はその極みにあるかもしれない。

 

妻から、お風呂前に子ども達ふたりが寝てしまったとの連絡がきても、でもまあ金曜日だ、とその後の寝かしつけで味わうであろう苦労も、悠然とした気持ちで受け入れられるのであった。

 

ただ、そんな中でも看過できない事柄はある。

 

私が夕食を食べ終わった頃、息子がもぞもぞとして目を覚ました。ふにゃふにゃと言いながらママにハイハイで駆け寄る。抱っこされると、そのまま壮大に吐いてしまった。

 

娘の風邪をもらった息子の体調が、ここにきて悪化してきている。その後服を着替えさせ、落ち着いたのちに少し飲み物を飲ませると、ふたたび吐いた。更には、それをもう一度繰り返す。

 

妻はいそいでかかりつけの病院に電話した。状況によっては緊急病院も辞さない。引き続き見まもる。