いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

退職への道③

今日、人事部との退社面接を行った。

 

所属部署の了承は既にもらっているので、これがおそらく最後の面接だろう。会社としての退職の決裁権をもつ人事部。形式的とはいえ、どんなスタンスでくるのかが予想できず、少しだけ身構えていた。

 

しかし結果からいえば、とても穏やかで、少しそぐわない言い方かもしれないのだが、とても楽しい面接であった。というのも、面接の相手が、直近での私の昇格面談を担当して下さった方だったからだ。

 

最初こそ身構えた受け答えをしていたものの、中盤からは向こうも腹を割った話し方をしてくれたのもあり、私もどんどんと肩の力を抜き、自然体に近い話し方をするように切り替えた。

 

私の退社を引き留めるという観点ではなく、あくまで今後の会社に活かしたい、というスタンスでいろいろと訊ねていることがわかったので、私も誠意として感じたこと、考えたことを言葉を選びつつもできる限りで共有しようと努めた。

 

私が述べた会社の構造・制度としての課題点は、どれも人事部としてもある程度は認識していたようで、共感を示してくれ、人事部としても頭を悩ませているのだと、ぶっちゃけトークで教えてくれた。

 

私を昇格させ、今のポジションに配置を考えたのもその方だったらしく、配置先が違えば私も転職してなかったかもしれないと、とても残念がってくれた。ただ私としては、おかげで手遅れの年齢になる前に転職に踏み切れたので、感謝しかしていない。

 

なんにせよ、面接は予定よりも長くなるほど会話が盛り上がったが、これにて退職に関する面接は完了したものと思われる。あとは人事部内で決裁を回してくれれば、晴れて私の退職が正式に確定する。

 

それが決まれば、あとは諸々の事務手続きがあるので、早いところその対応に着手したいところだ。同時並行で次の会社の入社手続きもしなければならないので、3月はその対応に時間を取られそうだ。

 

とはいえ、既に先週から年休消化に入ってはいるので時間はある。今のところ予定どおり、体力づくりと次の業務に備えた勉強(業務および英語)に取り組めているので、引き続き継続することとしたい。

 

業務を引き継いだ後輩からは、週に一度くらい電話を受けて答えているが、このようなフォローは退社まで継続する予定である。人事部の決裁がおりたら、お世話になった面々にも挨拶の連絡をせねば。