いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

退社する実感

朝のランニング中に、後輩から連絡があった。

 

わからないことがあるので電話してもいいかと。もちろん快諾する。私が仕事を抜けたことで、後輩には皺寄せがいった。3月まではそのフォローはすると約束していた。

 

端末までは不要だと言うので、そのままランニングをして電話を待った。気持ちのいい広場に出たところで着信があった。ランニングアプリを一時停止して歩きながらに電話に出た。

 

用件自体はすぐに済んだ。直近で使用した報告ファイルの格納先の質問であった。記憶を辿りフォルダ名を教える。そこは探したんですが…そう言うので再度確認してもらうと、あ、ありましたと、見落としだったことが判明し、万事解決した。

 

本題は済んだが、どちらももっと話したいと思ったのだろう。そこから30分あまり会話を交わした。

 

直近の対応で迷っていることについての相談にはアドバイスを返した。作業量も多くててんてこ舞いだが、一番は細かい判断を気軽に相談できる人がいないのが辛いらしい。ふたりで相談しあいながら潜り抜けたハードな日々を思い出した。3月まではいつでも連絡してくれていい旨を、改めて彼に伝えた。

 

夜には課長からLINEが入り、来週に人事部との退職面談がある旨と、事務手続きの書類は3月中旬に届く見込みであることの連絡を受けた。相変わらず優しく丁寧な連絡で、感謝の想いが湧いてきた。

 

今週中頃からついに年休消化に入ったが、なんだかいまいち実感が持てなかった。ただ今日もらった二つの連絡で、退社することを強く実感させられた。