いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

鬼は外

今日は節分をおおいに堪能できた。

 

昼から妻が鬼の被り物をつくり、着々と準備を進めた。娘が幼稚園から帰るとさっそく豆まきをスタート。今年は息子を鬼で驚かせる算段であった。

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結論からいえば、作戦は大成功だった。ピンポンを鳴らし玄関が開かれると、私は鬼になりきって家の中へと侵入した。突然の侵入者に息子は凍りついていたが、顔を覗き込むと本気で泣きわめき始めた。

 

一方、パパの変装だと見抜いている娘は、楽しそうに小袋に包まれたままの豆をぶつけてきた。またバルーンの刀で、容赦なくバシバシと斬りつけてもくる。私も負けじと襲いかかるが、豆と刀の攻撃に押され、ついには家の外まで退散を強いられた。

 

人間に戻り、息子の元へと戻っても、彼はまだ大泣きを続けていた。妻がスマホとホームビデオでその様子を収めてくれていたので、見返すことができてとても面白かった。

 

その後は鬼役を妻と娘にも変わり、順番に豆まきをした。息子は私と妻が鬼を被ると、その恐怖からか何度でも泣き出した。目の前で被り物を取ってネタバレをしてみても、泣き止むことはなかった。ただ娘が被ると、なぜか全く怖がらなかったのだが。

 

楽しい豆まきを終えると、夕食はみんなで手巻き寿司を作った。恵方巻きを買う案もあったのだが、せっかく私の仕事が休みなので、ワイワイと手巻き寿司をつくる方を選んだのだった。

 

娘の好きなサーモンにイクラ、マグロのたたきに、ツナマヨに玉子焼き、キュウリにレタスにカニカマにお肉、好きなものが満載であった。

 

こちらも期待通りに楽しく、美味しかった。普段は少食の娘も嬉々として手巻き寿司をつくり、パクパクと美味しそうに食べていた。最後はお吸い物で締める。素敵な節分ディナーであった。

 

私の仕事が休みで、こんなにも節分を楽しめるのは最初で最後かもしれない。子供たちが今の歳でそれができてよかった。素敵な節分の思い出ができた。