いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

髪がお好き

息子はママの髪が好きだ。

 

抱っこされるといつも髪を撫でている。最初は触るだけだったが最近は顔を埋めたり、匂いを嗅いだり。完全に髪フェチである。

 

そもそも、髪を触る目的で抱っこをせがんでいるきらいがある。もちろんママの時だけだ。私の短髪を撫でることはない。女性の綺麗な髪が好きなようだ。

 

「かみー♪かみー♪」

 

髪を撫でている時の息子は本当にリラックスしている。そういえば、おっぱいを飲んでいたときも常に髪を撫でていた。それが乳離れした今でも続いているのだから、生粋の髪好きであるといえる。

 

将来、息子に彼女ができたときには、ことあるごとに髪を撫でるのかもしれない。思春期の女の子であれば、それだけでドキドキするのではないか。彼はイケメンでもあるので、天然の女ったらしの素質があるかもしれない。

 

ただ、そういえば最近、匂いを嗅ぐに留まらず、髪を口に入れ食べようとするのだと、妻が苦言を漏らしていた。ヨダレでベタベタになるのだと。

 

それはさすがに行き過ぎだ。これだと気持ち悪い癖になるので、女の子にも避けられてしまうだろう。幼いうちに治しておけよ、と男親としては祈るばかりだ。