いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

最後のバス停はみんなで

明日は卒園式。今日は最後のバス登園だった。

 

せっかくなので、家族みんなでお見送りに行った。私は珍しく出社の予定があったので、スーツ姿で息子を抱っこしてバス停までの道を歩いた。

 

妻からの要望で、妻と娘が手を繋いでバス停までの道を歩く姿を写真に収めた。ここを3年間、彼女らは歩き続けたのである。娘もそうだが、妻にもお疲れ様という労いの思いが湧いた。

 

バス停には一番乗りで、しばらくするとお友達らも到着した。愉快な時間は一瞬で終わり、気づけばバスに乗り娘は幼稚園へと行ってしまった。

 

窓越しに家族みんなで手を振る。果たして娘の目からはこの光景がどんなふうに見えているのであろうか。

 

私はというと、あまりに一瞬で、感慨に耽る時間もなかった。娘がもうこの場所からバスに乗ることがないと思うと、なんだかとても不思議な感覚であった。まあ、こんどは息子の方が、ここからバスに乗るようになるのだけれど。

 

明日はついに卒園式。早起きをして、私も式典に参加する予定である。明日はどんな感情になるのだろう。