いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

娘の卒園式

今日は娘の卒園式だった。

 

ここ最近では一番の早起きをして、スーツ姿で幼稚園へと向かった。妻と娘は先に自転車で行っていたので、私は寝起きの息子の支度をしてから、少し遅れて、息子を抱っこで幼稚園へと向かった。

 

早く並んだこともあり、最前列で式典には参加できた。娘の席の斜め後ろの良いポジション。彼女の一挙手一投足をじっくり見守ることができた。

 

卒園証書をもらう返事や所作も、立派にこなし(緊張するシーンの常で、少しチャキチャキし過ぎていたが)、お歌も元気に歌えていた。

 

私は冷めた人間なので、感情は揺さぶられまい、と思っていたのだが、終盤にあった、保護者席を振り向いての卒園ソングの合唱には、思わずじーんときてしまった。歌詞が刺さるし、それを大きな口を開け、懸命に歌っている園児たちの姿にグッときた。

 

なにより、それをBGMに娘の顔を見つめていると、ここ数年の成長の過程がいくつか思い浮かんできて、育ってくれてありがとう、という感謝の気持ちが湧き上がってきたのだった。

 

先が終わり、昼前に家に帰って仕事を始めたが、しばらくは余韻であまり仕事に手がつかなかった。それでも、なんとか資料を作り上げ、午後からのミーティングも円滑に乗り切ることができた。

 

忙しい中でも、大事なライフイベントに無事参加できてよかった。ちなみに、卒園式の後のクラス会まで参加した妻は、感動のあまり泣いてしまったようだ。なんでもそれを見た娘に大声で指摘され笑われたとか。

 

本人はそんなもんだよな。それでも卒園おめでとう。