いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

GRAPEVINE熱

ここ数週間、GRAPEVINE熱が再燃している。

 

GRAPEVINEとはキャリア26年のベテランバンドだ。私が大学時代、所属していた軽音学部のメンバーに教えてもらい、彼とGRAPEVINEコピーバンドを組んだ。

 

バンドで演奏している時ももちろん好きだったが、どちらかというと、卒業してからの方がさらに好きになった。青春時代を彩ってくれたことで、私にとっては思い入れの強い唯一無二のバンドになったのだ。

 

ただ何も青春の惰性で彼らの音楽を聴き続けているのではない。もしそうなら当時の曲ばかりを繰り返し聴いていることだろう。しかし彼らの場合、ずっと進化し続けており、常に最新作が最高傑作といえる代物なのだ。

 

ここ数年は仕事が忙しかったこともあり、新作を追えていなかったが、先日発売された最新アルバムを購入し、どハマりしてしまって以来、立て続けに遡って一作前、もう一昨前と、連続してアルバムを購入してしまった。

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また以前買っていたLIVEのBlu-rayも引っ張り出し、家族がいない時間などにひとり鑑賞していた。久々にバンドミュージックにハマったが、私は彼らのオルタナティブ性が好きである。つまりは王道のストレートなロックではなく、少し捻くれているところを愛してやまない。そこが最高にカッコいいのだ。

 

彼らの曲は奥深く、ゆえに何度でも繰り返し聴ける。飽きが来ない。最近ではリモートワークの集中したい時に、わりと大きめの音量でスピーカーで鳴らしながら仕事していることも多い。モチベーションが上がり、思考の邪魔はせず、妙に作業が捗るのだ。

 

もうしばらくしたらこの熱も落ち着いてくるのだろうが、きっとまた新作が出たらこの熱は再燃するに違いない。彼らへの音楽的な信頼は揺るがない。新作が出たら迷わずに読むと決めている村上春樹に寄せる信頼と同等といえよう。

 

彼らのアルバムはほぼ所有しているが、実はもう一作だけ未聴のものがある。このままの勢いならそれも近いうちに買ってしまいそうだ。また仕事が捗るなあ。