いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

サンタさん、こなくていい

息子が頑なにサンタさんのことを拒否する。

 

どうやら見知らぬ赤いおじいさんが家に来ることが怖いらしい。我々からすればサンタさんのプレゼントをそろそろ決めたいのに、「いらない」の一点張りだ。

 

テレビCMで息子が「これほしいなぁ」と呟くたび、「これサンタさんに頼んだらくれるよ」と言ってみるものの、すぐさま顔をしかめて「いらない」と拒否してくる。

 

でも欲しいんでしょ?と尋ねると、お店で買いたい、と答えるのだった。いくら欲しいオモチャでも、身元のわからない人からは貰いたくない。慎重派な息子らしいなと愉快な気持ちになった。

 

よくよく考えれば、たしかにサンタさんって不審者であるので、彼の言うことは理解できる。それでも子供はみんな問答無用でサンタさんが大好きだと思い込んでいたので、息子の反応がとても新鮮であった。

 

娘のときはどれかプレゼントをひとつに選ばせるのが大変であったのだが、いやはや親には色んな悩みが生まれるものだ。そんな娘もまだ今年のプレゼントは決めていないので、そろそろふたりとも決めていかなければなるまい。

 

そんな状況なので、じじばばから子供達へのクリスマスプレゼントは何が良いかと聞かれたのだが、今年からはお年玉という形で頂く形にさせてもらった。

 

それにしても、息子はサンタさんのプレゼントをちゃんと喜んでくれるのだろうか。うまいことやらねば。