いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

娘の初恋

小学一年生の娘に初めての思い人ができたようだ。

 

少し前から同じ学校にカッコいい人がいるとは言っていたが、本格的にお熱になっているようである。

 

相手は6年生で、お昼休みに校庭でよく見かけるようだ。娘の仲の良い友達が知り合いらしく、話しかけることも可能なのだが、近づいてはみるものの、恥ずかしくなり声をかけられないらしい。

 

そのことをテンション高く私たちに話してくれる娘が本当にはしゃいでいて、とても可愛らしい。当然まだ「付き合う」とかいう発想もないので「お友達になってください」と伝えたいみたいなのだが、どうしても照れてしまうようなのだ。

 

こんなにも早く好きな人ができることに、娘の性格を踏まえると意外でもあるし、納得する面もある、といったところだ。

 

相手が5歳年上ということで、小学校を卒業したら、おそらくはこの先会うことはないだろう。そのことも娘は理解しているようで、そのタイムリミット的なものに対してもハラハラとしており、どこかミッション感覚で楽しんでいるようにも見受けられる。

 

私としても、娘の恋というともう少し心乱されるかと想像していたのだが、あまりに歳の差があり、娘自体も低学年であるので、微笑ましい感情しか湧き上がらないのが実態だ。願わくば、晴れて彼とお近づきになれて、彼女の学校ライフがさらに華やかなものになれば喜ばしい。

 

そのように、私はすっかり応援モードなのだが、聞いたところによると娘はまだ相手の名前も知らないようだ。小学生の恋なんてそのようなもんだよな。ちなみに私の初恋は高校1年なので、娘に助言は出来ない。