いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

そうでもなかったひとり暮らし

今日から三日間ひとり暮らしだ。

 

妻が子供を連れて実家に帰った。今週末に法事があるからだ。私も土曜の朝に妻の実家に向かい、法事に参加する。そして日曜日の夕方にはまた大阪に戻ってくるのだ。

 

久々のひとり暮らしということで、仕事中から少しわくわくしていた。夕食はあれを食べに行って、寝るまでの間にはあれやこれをやろうと、いつもはできない過ごし方に胸をときめかせた。

 

しかし仕事を終え、実際に思い描いたとおりの過ごし方をしてみたのだが、期待していたとおりの高揚感は得られなかった。このまえ家族と一緒に食べたパスタは、前回ほどの感動を覚えなかったし、誰の目も気にせず好きなことをして過ごせるリビングでの時間も、なんだか味気なかった。

 

やはり、家族との時間があった上で、すきま時間を見つけ、限られた制約の中で自分の好きなことをやりくりするのが、よいのかもしれない。腹八分目で止めておけというのがここにおいても真理なのかもしれない。

 

とはいえ、あと二日はひとりで過ごす必要がある。ひとりでいるしかないのだから、いまのうちにひとりでやりたいことは済ませ、家族が戻るのに備えておくべきであろう。とにかく映画を1本観た。あとは読み返したかった本をゆっくり読み返すか。

 

ただ、いかんせん眠い。広いベッドでひとりで寝るのは久しぶりだが、はたしてうまく寝られるだろうか。