いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

特別な日

昨日までの連休もほぼソファの上で過ごした。

 

でも娘の誕生日会にも参加できたし、妻から頼まれていたベビーカーの洗浄もできた。スーパーにも買い物に行けたし、映画もたくさん観れた。何より働く為の鋭気を養うことができた。

 

それでいい。家族が実家にいる今の私の生活の肝は平日にある。バリバリ働いて会社の役にたつ。できる限り稼いで家族にも貢献するのだ。

 

昨夜は妻から電話があって小一時間おしゃべりをした。カレンダーを見ながら、実家へと迎えに行くだいたいの日取りも決めた。おかげで実感が湧いてくる。久しくひとり暮らしをしていたが、それもあと3週間ほどの辛抱である。

 

子ども達が帰ってくると、また日常は騒がしいものになるだろう。私も仕事ばかりをしてはいられない。今よりも在宅勤務を増やし、妻のサポートをしなければなるまい。

 

夜も思うように寝られないだろう。寝不足で頭が回らず、仕事にも支障をきたすかもしれない。それでも頑張るしかない。家族と一緒に暮らせるのだから、それくらいなんだっていうのだ。

 

最近は妻からのことづてによって子ども達の様子を窺い知ることができる。誕生日の翌日だった昨日、娘は「きょうも、たんじょうび?」と目を輝かせて妻に訊ねてきたらしい。

 

違うよ、と妻が笑いながら言うと、「なーんだ、まだ5歳じゃないかー」と、娘は残念そうに笑っていたそうだ。それだけ前日の誕生日が特別な一日だったのだろう。娘の表情までが脳裏に浮かんできて、とても愉快な気持ちになった。

 

私も今の気持ちを忘れないようにしなければ。家族と過ごせる日々は、特別だということを。