今日は家で穏やかに仕事をしていた。
しかし夕方になり、ひとつ嫌な気持ちになった。部下がクライアントとのミーティングをすっぽかしたのである。しかもこれで二回目。チャットをして催促をしたが、結局終わりの数分間だけ遅れて参加する形になった。
彼の言い訳としては、家族からの電話で、それが思ったよりも長引いて会議参加に遅れてしまったということだった。ツッコミどころは多々あるのだが、コンサルとしてではなく、社会人としての話なので、辟易としてしまい、そこからは返信を送らなかった。自分で考え再発防止に努めてほしい。
私の推測だと、彼はミーティング自体の存在を失念していたと思っている。電話は本当なのだろうが、根本原因はそれでないと読んでいる。前回、会議を失念していた際と結局は同じ事を繰り返した。そのとき、再発防止のための具体的なアクションまで指示をしていたのだが、それもやっていないのだろう。
せっかく、ある部分では期待値も上回るほどに優秀さを見せる部下なのだが、一方でこのように、誰でも当たり前にできることをできないと評価を見直さざるを得ない。その結果が、組織の中で跳ねきれていない現状を生んでいるのだろう。勿体ない話だが、自業自得なので庇うことはできない。
上司としてやるべきことはするつもりだが、学生ではないので、一定以下のレベルの話は、自分で改善してもらうしかない。それで直らなければ、厳しい評価を付けるしかない。結果がすべてのビジネスの世界なので、仕方が無い。
基本的に「人に期待しすぎない」のが、精神衛生を保つ上で重要だと思う。上司に対しても、部下に対しても、あまり期待せず、どんなことが起きても冷静な感情を保てるよう、いつもから保険をはっておきたい。