いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

夫婦それぞれの趣味

昨日は久しぶりに家でのんびりと過ごせた休日だった。

 

そのため、娘が昼寝をしている間、私たち夫婦はそれぞれに好きなことができた。妻はミシンをし、私は文章を書いた。

 

妻の趣味はミシンだ。

 

昨日も、私が頼んでいた端末ケースの製作と、娘のオーバーオールスカートのサイズ調整、夏用のワンピース作りをしていた。

 

既製品と比べても遜色のない完璧な出来、というわけではないのだが、だからこそ、その手作り感あふれる完成品には私はとても愛着を感じられる。

 

妻は、手順に従いコツコツと作業をこなし何かを作り上げるという行為が好きらしい。私はめんどくさがりなので、とてもじゃないけど真似できない。

 

そのため、いつも妻がミシンでモノを作るとき、その工程を近くで見ながら、よくできるなぁと感心してしまう。

 

家族にとっても実益の多い素敵な趣味なので、是非とも継続して欲しいなと思っている。

 

ちなみに最近では刺繍にも挑戦しているようだ。それこそチマチマとした手先作業なので、私は見ているだけでも嫌気がさしてくるのだが、妻はそれを楽しそうにやる。ほんと凄いなと思っている。

 

さて、そのように妻がミシンをしている間、私は文章を書いていた。私の趣味といえばやはりそれなのだ。

 

このブログをはじめて以来、毎朝早起きをして欠かさずに文章は書いているので、昨日はそれとはまったく毛色の異なるものを意識して書いていた。

 

文章を書くのはとても疲れる。しかし、思い通りに言葉が並べられたとき、他では味わえない格別な気持ちよさを感じられる。

 

何度も読み返しては書き直し、句点を入れては抜き、助詞を入れては取り替えて、と。とにかく自分が満足するまで何度でもそれを繰り返すのだ。

 

そう思うと、私もなんとも面倒くさい作業を好んでやっているようだ。

 

妻に言わせてみれば「私も大概だけど、あなたもようやるわね」なのかもしれない。

 

結局私たちは、タイプは違えど似たもの夫婦なんだなと、休日の過ごし方を顧みて改めて再確認することができた。

 

でも自分の趣味があるって、生きる上では重要なことだと思う。そして、それを夫婦で認め合えていることもとても幸せなことだ。

 

これからも、育児の合間に時間をみつけては、それぞれに趣味を続けていきたいなと思う。

 

そしていつか娘にも、同じように熱中できる素敵な趣味を持ってもらいたいな。