いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

2歳の誕生日

娘が2歳になった。昨日が誕生日だったのだ。
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去年は休みを取ったのだが、今の職場では役割がら木曜だけはどうしても休めなかったので、いつもどおりに出社した。そしてこんな日に限ってトラブルが起きる。

 

結果、関連部が凡ミスをしていたことが発覚したのだが、それによりスケジュールに影響を及ぼし、昨日は2時間の残業が発生した。

 

急いで帰ると、妻は夕食のお祝いを待ってくれていた。

 

部屋は妻の手作りアイテムで飾り付けられており(イベント毎にいつも可愛い飾りつけをしてくれる)、娘もその楽しげな雰囲気に興奮しているようだった。

 

私は飾り付けを妻と交代し、残っていたお祝い用のバルーン達を膨らませていった。妻は食事の盛り付けをはじめ、急ピッチで夕食開始にまでこぎつけた。

 

娘の夕食は誕生日の特別仕様プレートだった。中央にはアンパンマンがおり(炊き込みご飯とにんじんと海苔で顔を作っていた)、その周りには娘の好物たちばかりが綺麗に盛り付けられていた。

 

娘は、わぁっと感動の声をもらし、手を伸ばしてすぐにでも食べ出したそうにしていた。私たちは急いで写真撮影等を済ませ、誕生日おめでとうのかけ声と共に、楽しい夕食をスタートさせた。

 

娘は終始ご機嫌に食べていた。私と妻はビデオカメラでそんな娘の様子を撮りながら、2歳になったねぇと、自分たちの感慨を噛みしめるように、何度も娘に語りかけていた。

 

楽しい夕食の後はケーキの登場だ。アンパンマン顔のホールケーキにするか最後まで悩んでいたのだが、結局はひとりひとつずつのショートケーキにした。娘は大好きなイチゴのショートケーキだ。

 

娘は先程まであれだけご飯を食べていたのに、「ケーキ食べる?」と聞くと、目を輝かせて喜んだ。比喩でも誇張でもなく、ほんとうにその場で「やったー」と飛び跳ねて喜んだのだった。

 

ケーキには「2」という形のろうそくを刺し、火を付けて吹き消すこともした。娘は妻と一緒に力強く息を吹きかけ、見事ろうそくの火を消すことができた。

 

既にお腹いっぱいだったろうに、娘は大人用のショートケーキを1人で8割くらい平らげた。私と妻もモンブランを買っていたので、娘の隣で美味しくいただいた。

 

食事が終わると、娘といつものように遊んだ。娘は楽しそうに走り回り、笑い、私とじゃれ合っていた。

 

そして娘は、壁に貼られた妻お手製のアンパンマンキャラクターたちを何度も指さし、嬉しそうに笑った。「まま、つくった」と、そのことがなによりも嬉しいことかのように、私に繰り返し教えてくれるのだった。

 

私の帰りが遅かったせいで、予定よりも開始が遅れてしまったのだが、とても幸せで暖かい時間を過ごすことができた。

 

今日はしっかり会社の休みを取っている。娘が一番喜ぶであろう、アンパンマンミュージアムに連れて行ってあげる予定だ。

 

今日も思い出に残る、楽しい一日にしてあげたいな。