いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

あべのハルカス

昨日は家族とあべのハルカスに行ってきた。

 

展望台の割引券を貰ったので、クリスマスで賑わう街の雰囲気を味わうためにも行くことにしたのだ。


遅めの朝食を食べ、電車に乗った。その途中、娘は早くも昼寝に入った。そのため目的地に到着すると、まずは妻とふたりでショッピングをすることにした。


婦人コーナーで服やアクセサリーを見て回った。その道すがら、以前妻にプレゼントしたこともあるSABONの店が目に入った。妻はそこのボディ・スクラブをとても気に入っており、私もその香りが好きだったのだ。

 

さっそく店内に入り、新しいスクラブを試してみた。柑橘系の爽やかな香り。角質が取れいつもよりもスベスベになった肌を、妻は嬉しそうにさすっていた。

 

気に入ったのでその場で購入。妻へのクリスマスプレゼントのひとつとなった。

 

その後、娘が目を覚ましたのでハルカスの子供用フロアに移動した。抱っこひもから降ろすと、飛び跳ねながらにオモチャコーナーへと走っていった。

 

昼食を食べ終わると、しばしハルカス内をぶらぶらした。そして夕方になると遂に展望台へ。エレベータで一気に60Fまで上がった。

 

初めて展望台に上がったが、なかなか爽快な景色だった。高層マンションですら遙か下に見下ろせる。沈みゆく夕日が大阪の街を赤く照らし、幻想的な靄がその上を棚引いていた。

 

私たちは展望ガーデンに行き、ひとつのテーブルを囲み椅子を並べた。しばらくすると辺りはひっそりと暗くなり、大都会がロマンチックに輝き始めた。

 

「メリークリスマス」妻に向かってそう呟くと、穏やかに微笑み、同じ言葉を返してきた。思いのほか、立派なクリスマスデートになったものだ。

 

夜景に目が慣れてきた頃、お目当てのプロジェクションマッピングが始まった。娘は興奮しながら、光の映像を元気よく追いかけていた。

 

サンタコスチュームのあべのべあ(ハルカスのマスコット)とも写真を撮り、私たちは大満足で地上へと降りた。娘はあべのべあのフェイスポーチを肩に掛け、多くの人の視線を集め笑顔を振りまいていた。
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帰り道、電車に乗るなり娘は眠りに落ちた。彼女を抱きかかえていた私と妻も。最寄り駅の直前でなんとか目覚めた私たちは、家への道をゆっくりと歩いた。

 

私の胸に顔を押し当てた娘は、真っ赤なお鼻を携えていた。何処からか鈴の音が聞こえてきそうな夜だった。