いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

憧れの本棚

自分だけの本棚。それは本好きにとっての聖域であり、ロマンだ。

 

今年、サンタさんが私にくれたのは寝室用の本棚であった。マイホームを持って以来、そこに自分だけの本棚を置くのが私の夢であった。

 

たくさんのカタログの中から、妻と一緒に探した。壁一面が本棚の書斎のような部屋にも憧れてはいるものの、今自分が買うとしたらそこまではいらない。

 

ただ自分にとっての“一軍”達を整頓して並べられたら充分。いや、それがいい。その厳選して並べるという行為が、新たな出会いにより本の序列がどんどん入れ替わっていく様が、私としてはなんとも愉しいのである。

 

昨日、ベルメゾンサンタから届いた本棚の組み立てを行った。横60cm×縦180cm。寝室の一角にちょうど収まるサイズだ。拘りは、本を乗せる棚板が前後で分かれている点で、段違いに取り付けることができる。

 

これにより各段2列でぎっしりと本が並べられ、それでいて後ろに並べた本達の顔も見ることができるのだ。

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2時間ほど寝室に籠もり、本体部の組み立てを完了した。最初、いきなりパーツ取り付けを間違えて慌てたが、その後は思いのほかスムーズにつくることができた。(初め段ボールを開けた時の絶望感たるや・・)

 

本棚を所定の位置に立てると、実感が沸いてきた。(耐震固定の関係で置く向きは少し変更)本棚が置かれたことで、(私にとって)更に素敵な寝室となった。

 

本日、棚板の位置を調整しながら、本を並べていく予定だ。なんとも楽しい作業になるだろう。昨日、我慢しきれず少しだけ棚板を取り付け、数冊本を並べてみた。それだけで顔のニヤつきが止まらない。

 

なんども本棚を見つめ、うっとりとした表情を浮かべている私に、妻は半分呆れながらも「メリークリスマス」と呟いてくれた。

 

サンタさんありがとう。妻よ、ありがとう。

 

娘の襲撃があるので、しばらく下の段は使えないかもしれないが、それでもいいのだ。ゆっくりゆっくり、築き上げていこう。


なんにせよ、寝室の片隅に大好きな空間ができた。