いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

また、こようね

昨日はまたUSJに行ってきた。

 

会社の福利厚生を通して応募し、『ハッピー&サンクス・フェスタ』の特別チケットを手に入れたのだ。

 

そのチケットでは14:00から22:00まで遊べ、一般客が帰った20:00~22:00は園内を貸し切りで楽しめる。通常よりも入園料も安いし、言うことなしだ。

 

そんなわけでいつもより遅い14:00に到着した。特別ゲートの前には人だかりができており、やはり貸し切りといってもそこそこ人数はいるのね、と苦笑いした。

 

まずは娘が喜ぶところを中心に、いろんなエリアを回った。前回は12月に来たので、そんなに月日は経っていないのだが、前よりも娘がUSJの楽しみ方を習得してきているように感じた。

 

ミニオンやチャーリーブラウン、モッピーなど、いろんなキャラクターにも出会え、そのたびハグをし写真を撮った。周りのお客さんから、娘のことを可愛い、可愛いと囁く声が聞こえ、とても嬉しい気持ちになった。

 

さて、夕方頃に娘の昼寝をはさみ、ついに20:00を向かえた。メンバ限定の貸し切り時間の始まりだ。妻とは事前に相談し、普段は待ち時間が長くて乗れないアトラクションに乗ろうと話していた。

 

どうせ娘はまだ身長も年齢も足りず、乗れるアトラクションは数えるほどだ。しかも、そのほとんどを日中の間に乗り尽くしてしまっている。

 

私たちは『ミニオン・ハチャメチャ・ライド』に並んだ。チャイルド・スイッチの制度を使い、私と妻が交代で娘を預けながら、アトラクションを楽しむのだ。

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建物の中に入ると、それでもそこそこの待ち行列ができていた。ただ至る処にモニターがあり、愉快なミニオンムービーが流れている。娘は目を輝かせ、終始楽しそうにその映像に釘付けになっていた。

 

そして気がつけば順番が回ってきた。妻を先に行かせ、私は娘と専用の待合スペースで待機する。そこにもミニオンの映像が流れており、私も娘も退屈しなかった。

 

数十分後に妻が帰ってきたので交代する。遂に、私もはじめてアトラクションを体験できるのだ。

 

まずはいくつかの個室を移動させられる。そこで今回のアトラクションの設定(ミニオンに変身し、グルーの部下となる為の採用試験を受ける)を聞き、ライドに乗った際の注意事項を愉快に説明される。

 

そして遂にビーグルに搭乗。妻や娘と一緒じゃないのが残念だったが、それでも初めてなのでワクワクと鼓動が高鳴った。その後は、映像と動きと音による愉快な3分間。とにかくハチャメチャで、とても楽しかった。

 

妻と娘と合流し、残り時間は娘が大好きなスヌーピー・エリアで遊んだ。帰りには再びミニオン・エリアのお土産を見て回り、大満足な気持ちでパークを後にした。

 

出口に向かう途中から、娘は「また、こようね?」と何度も私に問いかけていた。私はそのたび「またこよう」と応えた。娘がこんなに喜んでくれるなら、何度でも何度でも連れてきてあげたい。

 

もう少し娘が大きくなって、アトラクションに乗れるようになればもっと楽しめるだろうな。そんなことを考えていると、日中にあったワンシーンが頭に蘇ってきた。

 

ある乗り物の前で、娘を身長計測台の上に乗せながら、スタッフの人と会話を交わしていたシーンだ。

 

「あ~、少し身長足りないね。あとこれくらい伸びたら乗れるよ。たくさん食べて大きくなってまた来てね!」

 

「もう少し大きくなったら乗れるんだってさ」

 

このように言いながらも、残念がったり、泣いたりする娘を予想した。目の前まで来て乗れないなんて、と駄々をこねる姿までが頭をよぎった。しかし、次に娘が発した言葉は予想外のものだったのだ。

 

「やった~!」

 

なんというポジティブ精神。あと少し身長が伸びたら乗れるようになるんだと理解し、嬉しさのあまりガッツポーズをしたのだ。

 

そんな上機嫌な娘を見て妻と一緒に笑った。この子が実際に乗れるようになった時は、どれほど喜ぶのだろう。

 

早くその姿が見たい。また何度でも、一緒に来よう。