いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

また明日から日常が始まる

夏季休暇の最終日だった。

 

特別なことをするでもなく、家の近くの緑地公園に赴き、妻のテニスを応援しながら、娘と遊具で遊んだ。

 

まるでいつもの日曜日のようだった。これが10連休の最終日とは決して思わないだろう。案の定、私は単なる週末の感覚で過ごしていた。しめしめ。計算通りだ。

 

このまま夜まで過ごし、明日はただの週明けと思って会社に行こう。連休だなんだと思わなければ、精神的ダメージも思いのほか少なく済むに違いない。

 

私はいつもの如く、明日にやらねばならない仕事のことを考え始めた。ただなかなか思い浮かばない。いつもなら時間単位でのTODOがすぐにでも立てられるというのに。まるで10日くらい休んだかのようだ。・・・あ。

 

なーんて、そんなことはさておき、連休が明けるたびに私は思い知らされるのであった。次の休みを楽しみにしないと明けの仕事に向かえないなんて、自分はつくづくサラリーマンしかできない人間だなぁ、ということを。

 

フリーランスや起業なんてのは到底できないだろう。休みから休みのスパンでしか仕事と向き合えないなんて、事業を率いていく上では致命的になるに違いない。

 

それでも私は、次の週末に気持ちよく入ることだけをモチベーションに、また明日からの1週間を過ごすのだ。家族との休日が中心にある。それが、私の人生なのだ。