いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

高校時代からの友人

今日は高校時代の友人が家に遊びに来た。

 

別の用事で関西に来て、そのすきま時間で新居を訪れてくれたのだ。以前は関西で有名メーカに務めていた彼だが、数年前にすっぱりと辞め、今では九州の国立大学で職員をしている。

 

最寄り駅で待ち合わせ、一緒に家へと向かった。奥さんと1歳の息子とは別行動で、5歳の娘を連れてきていた。彼女とは赤ちゃんの頃に会ったことがあったのだが、すっかり大きくなっていて感動を覚えた。

 

家に着くと、何をするでもないがリビングで話をした。彼は私の妻とも面識があり、友達感覚に近いスタンスで話せるので、よそよそしい空気もないままに、すぐにくだけた会話がはじまった。

 

子供同士はというと、初対面なのでやはりお互い人見知りを発揮しているようだった。それ故にどちらもしばらくのあいだ、父親の足下から離れようとしなかった。

 

しかしその後、食卓でお菓子を食べ、テレビでアニメを映し、としているうちに、子ども達は徐々にその場に慣れ始め、終盤になると一緒にふざけあったり、遊んだりをしはじめた。子供の社会は平和だなぁと思った。

 

わずか2時間弱の滞在だったが、時間の割にはいろいろな話ができて楽しかった。最後はみんなで駅まで見送り、そこでバイバイをして別れた。

 

彼はいま持ち前の高い英語力を活かし、大学の国際競争力を上げるための部署で働いているらしい。よく海外出張にも行っているようで、近々も自らで手を上げ、海外滞在のプロジェクトに応募してみると言っていた。

 

新しいことにも臆さず挑戦する姿勢が相変わらずで、安心すると同時にいくらかの刺激を受けた。メーカを辞めて大学に転職した際は「お金よりも時間を優先したい」と語っていた彼だったが、その中でも自己成長のために挑戦と努力をし続けているみたいだ。

 

私は自分でも思うが薄情なやつなので、昔からの友人で今でも関係が続いているという人はあまり多くない。そんな私にとって、彼はありがたい存在だ。今後も定期的に会って、お互いの近況を共有しあえたら嬉しいな。