いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

本音で生きる

堀江貴文の『本音で生きる』を読了した。
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最近、ふとしたきっかけでYouTubeで彼の動画を見て、その考え方に興味をもったので本を購入した。いろいろな本が出ていて迷ったが、なんとなく気になるタイトルだった本著を選んだ。

 

一日でさらりと読み終えた。感想はというと・・・実はあまりない。彼という人間が言いそうなことがそのままに書いてあり、どの内容にも大きな発見はなかった。

 

ただ、それについては著者自身もしっかりと冒頭で断りをいれている。この本にはあたりまえの事しか書かれていないと。やるべきことがわかったら、この本はいらなくなるだろうと。つまり、最初からこの本の価値を感じなかったということは、私は既に必要な考え方が、ある程度身についていたということなのだろう。

 

もちろん私は本の内容を否定しているわけではない。ホリエモンの考え方は実に合理的で、想像していた通り、自分好みの論理展開で物事が語られていた。そしてその考えに素直に従い、努力し、行動している彼には、頭の下がる思いを改めて抱いた。

 

また、発見というわけではないのだが、彼が『睡眠時間は削るな』と書いていたことが意外だった。この手のアグレッシブな人達は、睡眠時間を削ってでも新しいことに挑戦しろ、というタイプの人が多い印象だったので、こんな人もいるんだなぁと新鮮に思った。

 

あとは、リスクを恐れないということを「ゴルフのパター」に例え、バーディをとりたいなら、恐れずに強く打つべきだ、と語っていた部分はとても納得感があった。

 

強く打ち仮に行きすぎてしまっても、カップまでのラインを知ることができるため、リスクを恐れてカップ手前でボールを止めるよりも、失敗後にパーが取れる可能性が高くなるというのだ。これがゴルフ以外においても同じらしい。よい例えだなぁと、感心をさせられた。

 

しいていえば、本著を読んで印象に残っている内容はそれらくらいである。ただ、私も普段からけっこう“本音で生きている人間"なので、これからも変わらずそのままで生きていこうと、改めて心に決めることはできた。