いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

スペシャルステージふたたび

おかあさんといっしょスペシャルステージ』を観に大阪城ホールに行ってきた。去年に続き2年連続となる。

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開場前に撮影ブースで記念写真を撮った。去年と同様、娘には妻が手作りしたチョロミーとお揃いの服を着せていた。ペンダントに加え、今年は耳が付いた髪留めまでしている。すれ違う人達からの好意的な視線を感じた。

 

会場入りすると、娘はその場の雰囲気に興奮した様子だった。開演までしばらく時間があったので、一度外に出てお菓子を食べようよと誘ったのだが、なかなか席を立とうとしなかったほどだ(結局は少しだけ離れた)。

 

しかし、いざショーが始まると、娘に異変が起きる。

 

顔を強ばらせ、ぴくりとも動かずに、ただただステージを見つめているのだ。笑顔は一切浮かんでこない。そんな調子が、ショーの中盤までずっと続いていた。

 

私と妻はショックを受けていた。

 

思えば、去年も似たような反応を娘は示していた。大きな音とテレビで見慣れた人たちの登場に、面くらい、緊張し、その緊張に疲れ、機嫌を悪くする。しかし、それはまだ娘が幼かったからだと考えていた。

 

あれから1年経ち、今やテレビの前ではおねえさんたちと一緒になって歌い、踊り、はしゃいでいる娘。そんな娘をこのステージに連れてきたら、弾けんばかりの笑顔とキレキレのダンスを見せてくれると思っていたのだ。

 

しかし、結果は去年よりも良くなかった。中盤、あまりに娘の状態が改善しないので、妻が一度席を立ち、娘を会場の外へと連れて行った。2、3分後に戻ってきた娘からは、少しだけいつもに近い表情が見て取れた。

 

そこから終盤にかけては、娘もしばし席を立ち、ステージに手を振ったり、身体を揺らせたり、大きな声を出したりしてくれた。とはいえ、会場の雰囲気に多少のまれているのだろう、普段通りのハイテンションは結局最後まで見ることができなかった。

 

帰り道、娘に感想を聞くと楽しかった、また行きたいと言っていた。しかし、それを聞いても私と妻の敗北感は拭い去ることができなかった。娘はコンサート系が苦手なのかもしれない。意外すぎる娘の一面を知れた。

 

あ、ちなみにコンサート自体は今回も楽しかったです。