いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

あいうえおって書いてるね

娘が文字に興味を持っている。

 

きっかけは、少し前に『あいうえおの知育絵本』を買ってあげたことだ。表についたボタンを押すと「あ」だったり、「あり」だったりと声を出して教えてくれる。

 

娘は最近それでよく遊んでいる。クイズモードで該当の文字を探したり、表を指でなぞりながら「あ・い・う・え・お・か・き・く・け・こ・・」などと唱えている。

 

おかげで、娘は世の中が「文字」であふれているということに、ようやく気付き始めたようだ。

 

テレビでテロップが表示されるたび、広告チラシなどを手にするたび、娘は発見したように言うのであった。

 

「ここにも、あいうえおって、かいてるね!」

 

私はその娘の新鮮な気付きに、ほっこりとした気持ちにさせられる。特に私は人並み以上に「言葉」に興味を持っている人間なので、娘が抱き始めたその関心には、とても共感を持つことができるのだった。

 

無理強いするつもりはないが、将来娘が本を好んで読むようになってくれたら嬉しいなと思う。なんにせよ、生きていく上で「文字」や「言葉」とは切っても切れない関係だ。是非とも親しみを持ち、仲良くやってほしい。

 

その第一歩を娘が踏み出したのだと思うと、感慨深い。