いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

偉大な背中

昨日は業務で関連する別組織の人たちと飲んだ。

 

同年代が中心の8名飲みで、なにも気をつかわずに楽しく飲めた。そのうちひとりの先輩は、将来きっと物凄く偉くなるだろうと、私が勝手に注目している方で、その人の隣に座っていろいろと話を聞いた。

 

今の仕事をとても楽しそうに語るし、将来に向けた新しい挑戦もやり続けている。周りの人たちへの感謝と配慮も忘れず、上からも下からも信頼され親しまれている。

 

もともとは技術屋で、自腹を切って会社にあるものと同じ設備を自宅に購入し、遊びの延長でその技術を高めていたそうだ。また会社の制度も最大限活用し、海外にもしばしば行って最先端の技術にも触れ続けている。

 

また昨年昇格し、責任ある立場になった今では、大好きな技術系の仕事だけでなく、全体統制や社内政治に関する対応まで、管理者に近い幅広い業務に携わっている。

 

今後さらに昇格していったら、技術に関わる仕事がどんどんできなくなるがそれでもいいのか、と聞いてみると、それに対しては葛藤があると先輩は語っていた。

 

ただ自分が若い頃、好きなように技術の仕事ができていたのは、誰かがその上で面倒くさい対応をしてくれていたおかげだと知れたことで、後輩たちのために自分もその立場になることに使命感を感じているようだった。

 

話をしてみて、改めてすごい人だなと感じさせられた。こんな人が上に行ってくれたら、会社はもっとよくなるに違いない。先輩の偉大な背中を見せられ、私も頑張ろうという気持ちになれた。

 

ちなみに、先輩とは今回初めて腰を据えて話したのだが、先輩は私のことを怖いと思っていたらしい。私は同じようなことを別組織の人によく言われてしまうので、改めて気をつけようと思った。来年の目標にしよう。