いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

正月の公園

年始の公園はとても穏やかだ。

 

遊んでいる子供たちの様子は同じなのに、なぜか普段の休日よりもゆるやかに時が流れているように見える。

 

子供たちを見守る大人たちの違いだろうか。そう思い、彼らをしばし観察してみた。案の定、そこにいる誰もがいつもよりも落ち着いた雰囲気を醸し出している。連休というのは、こうも人を和やかにするものだろうか。

 

ふと、空を仰ぎ見ると、白い雲と2羽のカラスが視界に入った。心なしか、それらの動きもいつもよりもゆったりと、のんびりとしているように思われた。

 

そのとき、この穏やかなる光景を作り出している、真の要因へと思いが至る。澄んだ冬の空気を吸い込むと、口からは暖かな吐息が漏れ出した。

 

隣にはひとりもくもくと砂と戯れる娘。ほら、彼女もまた、まどろむような淡い光に包まれているみたいだ。

 

この光景を見せているのは私の心に違いない。日々のしがらみから解放された、穏やかな心の投影なのだ。