いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

元上司からもらう刺激

昨夜は昔の職場の人たちと飲んだ。

 

楽しかった。2軒の店をハシゴし、終電ギリギリまで飲んだ。昔をふりかえり、愉快な話は尽きなかった。

 

その中の最年長メンバは、私が今でも目標としている元上司だ。出会ってからもう5年半が経った。当時の私は会社に入りたてで、仕事もまったくできなかった。

 

あの頃から私は3ランク昇格し、今では仕事においても手応えを感じるようになってきている。しかしその間、元上司も2ランクの昇格を果たし、前は課長だったのに、今では支店長にまでなっている。

 

これはもうどうやっても追いつけないなあ、なんて思いながらも、尊敬している人が真っ当に評価され、嬉しいという気持ちしかない。

 

会話の9割がくだらない話だったが、残り1割の真面目な話では、一国の城を任されている者の高い視座に触れ、たいへん刺激をもらった。憧れの念を強めた。

 

とは言え、私は意識的に昔と変わらない生意気な態度で元上司と接していた。支店長にまでなり、支店に帰れば偉すぎて誰も気軽に接してくれない。そう嘆く元上司を相手に、こづいたり、はたかれたりの、和気あいあいとしたやりとりを楽しんだ。

 

こういう気さくで器が大きいところも大好きだ。自分もこんな人間力に溢れた、素敵な上司を目指したい。そしていつの日か、実力を認めてもらえたら嬉しいな。