いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

上司の昇格

尊敬している直属の上司が昇格した。

 

嬉しい知らせだ。正直、今の組織の中では抜群に優秀で成果も出していたので、これで昇格しないなら嘘だ、と強く思っていた。評価すべき人を正当に評価する組織であって嬉しい。

 

思えば上司はマネージャーに昇格して以来、その後2ランクどちらも最短で昇格している。自分の師匠と崇めている人が、やっぱり秀でた方だったんだと目に見える形で証明されるのは喜ばしい。

 

さらに言えば、マネージャーで一番仲の良い隣チームの方も今回最短で昇格されており、たまたまかもしれないが、私は優秀な人に惹かれるんだなと再確認できた。そう言った意味では、私は見る目があるのかもしれない。

 

そのような優秀な方々から目をかけてもらい、有り難くも側近のポジションを築きつつある私なのだが、自分の話で言えば、昇格の機会はできる限り先延ばししたい考えでいる。

 

ただ上司がさらに上のランクに上がってしまったので、距離が遠くなると一緒に仕事する機会も減ってきてしまうかもしれない。そう思うと、上司が上がった分だけ自分も上がらなきゃなとは思うのだけれど。家庭のことも考えると、二の足を踏んでしまうのが正直なところだ。

 

今のランクでも収入面ではまったくの不満はないし、仕事内容についても、上司から面白い仕事がどんどん降ってきており、今やマネージャーの仕事の美味しい部分もやらせてもらっている。

 

そういう意味では、昇格したところで、収入はそこまで増えないし、仕事内容も管理職ならではの事務作業や面倒な調整ごとを増えるだけの印象で、さらには数値責任も負わされ、正直なところメリットが感じられないのであった。

 

とはいえどんどん上がっていく上司と一緒に働き続けたいなら、ずっとこのままのランクに留まることもできない。改めて自身のキャリアについて考えなきゃなと、今回の件でも改めて思った。

 

ただ今日妻とも話していたが、実力があり結果を出せる人材であれば、正当に評価され昇格できる組織であるのならば、実力さえつけておけば、後は自分の意図するタイミングで昇格することもできると思っている。その点が、一度二の足を踏んだら上がりづらくなる前職とは大きく異なる点だ。

 

もしそうであるならば、子供たちがもう少し大きくなるまでは今のランクで経験を積み、子供たちが親離れをする際にマネージャーに上がるということも、できなくはないはずである。もちろん我儘な理想論ではあるのだが。

 

なんにせよ、まだ時間的な猶予はあり、成長が必要なことは変わらないのだから、もう少し考えてみよう。