いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

有終の美

クライアントへの提案にもだいぶ慣れてきた。

 

本来はマネージャーが実施する業務で、上司曰く、私と同じランクで提案活動をこなしている人は他にはいないらしい。それならマネージャーの給料をくれよと思う、今日この頃である。

 

資料の説明はもちろん、今日は上司から事前の期待値をもらっていたので、質疑やディスカッションも私の方でリードした。提案説明と議論を経て、クライアントからは手応えのある反応が返ってきた。

 

契約を前提に社内のエスカレーションを実施するとのことで、クライアントとのリモートミーティングはつつがなく終了した。晴々とした気持ちでしばし休憩していると、同席していた上司から電話がかかってきた。

 

用件としては、私に対する賞賛のフィードバックであった。特に相手側が名指しで私のことを取り上げ、今回のプロジェクトへは参画するのか、と尋ねられた点は、期待されている証拠だと褒められた。

 

私は明日から別案件へのアサインが決まっているので、本件に関しては関与しない形を想定していたのだが、クライアントからの名指しでのご要望ということを踏まえ、なんらかの形で関与する方向で調整してみようと上司は言っていた。

 

正直、別案件との兼ね合い上、私が参画するのは難しいとは思っているのだが、クライアントからのリクエストは名誉なことであるので、気持ちとしては関与したい気持ちも芽生えている。まあ、それについてはなるようになるだろう。

 

なんにせよ、私の中では今日はひとつの区切りであった。明日から客先への常駐案件も始まるので、フロントに立っての提案活動はしばし中断となるだろう。有終の美を飾れて嬉しく思う。

 

今日までの成果を自信にした上で、明日からは心機一転、新たな世界に勇気を持って飛び込んでいこう。