いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

提案活動は続く

午前中からスーツに身を包み事務所に行った。

 

空いてる席を見つけ、すぐに端末を取り出し印刷作業を始める。今日はクライアントへの提案に赴くのだ。

 

そのままクライアントの最寄り駅まで向かい、そこで昼食を摂った。かなり時間に余裕があったので適当に時間をつぶし、頃合いになったので先方のビルへと向かった。上司らは既に到着していた。

 

クライアントへの資料説明は私が行う。前日の練習では40分かかった説明が、本日の朝には25分でできるようになっていた。そして本番は目標としていた20分で終えられた。我ながら要点を押さえた滑らかな説明ができたと思う。

 

とはいえ、結果としては即受注という形にはならなかった。というのも先方側の整理がまだ全然進んでおらず、それが完了した上で我々に支援してほしいというのだ。

 

そうであるなら、提案書を作る前に言ってくれよ、と思ったのだが、私としては案件獲得のノルマがあるわけではないので、すぐにプロジェクトが始まらないということに、密かに安堵していたのであった。

 

とはいえ流石にこの3ヶ月で3本の提案書を書いて、まだ一本も受注できていないことには、少しばかり体裁が悪い気がしてきた。もともと私のランクの仕事ではなく、あくまで上司の手伝いとして携わっているのだが、それでも提案書を全て書いているのは私なので、少しばかりは気にしてしまう。

 

もちろん今回は先方の都合であるし、提案内容については事前に組織長までいれ議論を重ねて作り上げた内容なので、私だけの責任ではないのではあるが、とはいえ作成者はというと、私であるこにとは間違いないのだから。

 

しかし上司からは来週また別案件の提案書を手伝ってほしいとの連絡があった。どう思われているのかはわからないが、なんにせよ私は全力を尽くすのみである。来週からもまた、ほどほどに忙しくなりそうだ。