いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

カラダがふたつあったなら

昨日は会社を休んで子供たちと遊んだ。

 

飛び石連休を繋げて4連休にしたのだ。また「子供たち」というのは娘と娘の友達のことである。妻とママ友がミシンで編み物をする間、ふたりの子供を近づけないよう、遊ばせることが私のミッションだった。

 

娘の友達とはほぼ初対面だったが、娘がよく私の話をしてくれているみたいで、最初からすんなりと打ち解けることができた。お目々がぱっちりとした実に可愛らしい子だ。将来は間違いなく言い寄る男が絶えないだろう。

 

その子(以降、ユズちゃん)とは、はじめシルバニアファミリーでお人形ごっこをした。そこに娘が加わってきたので、3人で隠れんぼをやることにした。

 

部屋の隠れ場所は限られるが、ドアの後ろやカーテンの後ろ、ベッドの脇や布団の中など、考え得るすべてのパターンで身を隠し、探し当てた娘たちを笑わせた。

 

他にも、寝室を暗くして魔法のステッキ(ボタンを押すと効果音と共に発光する)で遊んだり、ひょっとこのお面をつけて追いかけっこをしたりして愉快に遊んだ。

 

ただ途中、おやつ休憩を挟んだ辺りから雲行きが怪しくなってくる。ふたりとも疲れがでてきて、不機嫌になりやすい状態になってきたのだ。ふたりがオモチャを取り合い、衝突する場面も増えてきた。

 

私はそのたび仲裁に入った。力はユズちゃんが強い為、娘は思い通りに行かず何度も泣きそうになっていた。


また、ふたりが別々の遊びをしたいと私にせがんで来たときには本当に困った。両方から腕をひっぱられ、私を取り合うようにしてくれて嬉しかったのだが、一方で、どのように立ち回ればいいかのかがわからなくなった。ひとり娘なので、複数の子供を見るスキルがないのだ。

 

終盤は娘のイライラがピークに達していたため、抱っこをしながらテレビを見せることにした。まもなく娘は眠りに落ちる。結局、そのままユズちゃんとはさよならをした。少し退屈させてしまったようで申し訳なかった。

 

ただ、妻たちの編み物も無事完成したようなので、一応は私の役目は果たされた。とても疲れたが、「ふたりの子供をみる」よい予行演習となった。もう少しうまく立ち回れるよう、徐々に経験を積んでいきたい。