いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

スレてない子

先日お義母さんが娘のことをこう表現したらしい。

 

「スレてない子」。お義母さんは長年保育士として働いており(現在もだ)、娘と同じ年齢の子をたくさん見てきた。また、近所に住む兄夫婦にも三兄弟がいるため、普段から小さな子供と接する機会にも恵まれている。

 

そんなお義母さんが言うのだから、同年代の子と比べてもそうなのだろう。親の私たちから見てもそう思っていたが、客観的な意見をもらい確信を得ることができた。

 

そう、娘はとにかくスレていない。いつでも明るく元気で、近くにいる人を笑顔にさせてくれる。まるで少年漫画に出てくる主人公のようなキャラクターなのだ。

 

表裏がなくて、考えていることがすぐ表情にでる。喜怒哀楽も激しいが、基本的に前向きなので、立ち直りはものすごく早い。そんな娘に、私たち夫婦は何度だって元気づけられたものだ。

 

昨夜もベッドの中で、家族三人微笑ましい時間を過ごした。娘が私と妻の間を取り持ち、ささやかなスキンシップをとるよう仕向けたのである。私は娘に言われるがままに妻と手を繋ぎ、ハグをした。唇にキスをすると、ほっぺとオデコにするんだよと、ダメだしを喰らった。

 

娘のおかげで皆が笑顔になった。スレていない、純粋で無垢な存在と一緒にいると、こちらまで心洗われる気持ちになる。願わくば、いつまでも素直に育ってほしい。