いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

娘といつもの公園へ

久しぶりに娘と公園に行った。

 

道すがら娘はキックバイクに跨っていた。身長が伸びたので少しサドルが低く感じられる。走りやすいように調整をしてあげなければ。

 

公園ではふたつの変化に気がついた。

 

ひとつめは娘に羞恥心がめばえ始めていることだ。以前だったら遊具で遊んでいる子供たちにぐいぐいと近寄り、話しかけていたのだが、もじもじとしてなかなか話しかけられなかった。

 

しまいには私のところまできて、パパが遊ぼうって話しかけてよ、と頼んでくる始末。たしかに親同士が会話をはじめ、それをきっかけに子供同士も遊びはじめるというシーンがこれまでにあった。彼女もだんだんと社会性が身についてきたんだなあ、と感慨にふけっていた。

 

もうひとつの変化は私自身のものだ。体力が落ちている。二時間あまり公園で遊んでいたが、終盤はくたくたであった。ここ二ヶ月半、ひとり家の中でばかり過ごしていたからであろう。

 

子供と外で遊ぶのはこんなにも疲れるものだったか。一緒になって駆け回り、抱っこし、バイクや遊び道具を運搬する。思えば全身運動だ。室内でエキササイズなんかするより、外で子供と遊んでいるだけでダイエットができそうだ。

 

その一方で、娘は体力が前よりもついたようだ。田舎で遊び回っていたおかげであろうか。公園から帰ってきても娘は引き続き家の中で夜まで遊んでいた。私はソファに寝そべり、娘に手を引かれるまでは起きられなかったというのに。