いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

師走への恐れと唱える呪文

師走が始まってしまった。

 

例年なら笑い飛ばしていたところだろうが、今の部署における師走は想像しただけでも恐ろしい。感覚が麻痺しかけているが、もの凄いスピード感で日々仕事をこなしている。

 

あまりに成果が上がらず劣等感に苛まれているが、着任してからの4ヶ月で自分が習得したことを冷静に並べてみると、少し感心してしまう。

 

日々その1日を、その1週間を、乗り切るためにガムシャラに働いてきた。輝かしい功績は未だ何も獲得できていないが、気がつけば、手元に使える武器は確実に増えてきた。

 

それらの武器を辛抱強く研いでいえば、もう少しマトモに戦えるようになるかもしれない。周りには1本の武器を鋭く研ぎ澄ませたモンスター達は沢山いるが、長短の武器をその場に応じて使いこなせる人は少なく思う。もしかしたらそのような稀有な存在になれるかもしれない。

 

そのように、呪文を唱えるかのようなポジティブな言葉を自分に言い聞かせ、私は今日も会社に向かっている。でもやることはこれまでと同じだ。次の週末を家族と笑って過ごせるよう、ただただ今週を、今日一日を、乗り越えよう。