いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

早めの年越し蕎麦

昨日は一足早く年越し蕎麦を食べに行った。

 

近所にある蕎麦屋にである。今のマンションに住み始めて以来、そこで年越し蕎麦を食べることが毎年恒例となっている。

 

去年までは大晦日に食べに行っていたのだが、いつも混み合っているので、今年は密をさける上でも日にちをずらし、今年最後の平日であった昨日を狙って訪れたのであった。

 

テレビでもしばしば紹介されるほどの知る人ぞ知る名店であるその店は、いつ訪れても私たちを幸せな気持ちにさせてくれる。出される料理が素晴らしいのは言わずもがな、サービスや店内の雰囲気まで、どれをとっても一流だなあと思わされるのであった。

 

こんな店が自分の家の近所にあるということを誇らしく思ってしまうほどである。昨日は毎年食べていた期間限定の晦日蕎麦がまだなかったので、定番メニューの蕎麦を頼んだ。妻と味を変え、ふたりでシェアして食べ比べをした。
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子供用にも無料でご飯とジュースがつく。それに追加でからあげを注文して娘に食べさせたのだが、初めて娘がそれらを完食した。去年来たときにはご飯すら食べきれなかったというのに。娘の成長をこんなところでも実感できた。

 

この店で蕎麦を食べると「ああ年末だなあ」と心から思える。そんな店があるのも嬉しいものだ。ただ来年は年末に限らず、もっと食べに来たいなと思った。美味しいモノが食べたい気分のときには気軽にここを訪れるようにしよう。

 

さて、年越し蕎麦を食べたので後は実際に年を越すだけなのだが、本音をいえば、年なんて越してほしくないと思っている。できることなら年の瀬のこのホワホワと宙に浮かんでいる気分を、いつまでも味わっていたいものである。