いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

絶品イタリアン

近所にまたいい店を見つけた。

 

今日のランチに立ち寄ったシチリア料理店だ。パスタが大好きな私は、イタリア料理との相性がよい。

 

妻が前々から気になっていたお店。遅めのランチ時間に行ったが、ほとんどの席が埋まっていた。こじんまりとした店内。カウンター席とテーブル席に、家族分かれて座ることにした。

 

パスタセットを選ぶ。すぐに前菜が出てくる。ひとくち食べて感動が渦巻く。人参やブロッコリーがこんなにも美味しいなんて。これは期待できる。ペロリと食べ終わると、テンポよくパスタがテーブルに置かれた。

 

これも絶品である。アルデンテな麺も私好みだ。トマトベースだが、魚卵が絡めてあり、深みのある味わいであった。残ったソースはバケットで拭って食べた。皿を舐め回したい気持ちはぐっと抑えた。

 

食後のドルチェとコーヒーも美味しすぎて、妻とは何度も視線を合わせた。思わず店主に話しかける。全部美味しかったと絶賛したのちに、いろいろとお店のことを教えてもらった。ランチやディナーも日替わりらしい。ディナーのメニューも見せてもらったが、そちらも魅力的な品々が並んでいた。

 

妻や娘も気に入ったようだったので、また近いうちに訪れたい。特に妻とは「これは是非行きつけにしよう!」と、興奮気味に語り合った。近所でこんなにも美味しいイタリアンが食べられるなんて。その喜びに胸が躍った。

 

我が町は食事処が少ない場所として知られている。しかし開拓を続け、お気に入りの行きつけ店が増えてきた。蕎麦に海鮮、焼肉にイタリアン。どれも近所でなくても通い詰めたいほど美味しい店である。

 

それらお店のおかげで、更にこの町が好きになる。