いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

寝返りクリア

息子がついに自分だけで寝返りをした。

 

今日でちょうど生後五ヶ月になる。娘の寝返りもこれくらいのタイミングだったので、発達の目安というのはなかなか信頼できるらしい。

 

数日前から惜しいところまでいっていたが、ひっくり返ってからの腕の引き抜きができていなかった。それが昨日見事に成功したのである。

 

一度できてからは、何度もひっくり返った。うーうー、と苦しそうな声を出しながらだが、寝返りをし、下に腕をついて首を持ち上げる。

 

やった!と嬉しい気持ちになったが、保護者としては喜んでばかりいられない。少し目を離すと、首を持ち上げる体力が尽き、地面に顔をつっぷし、うぐぅーと苦しげな声をあげている。

 

私たちはそうなるたびに慌てて彼の元に駆け寄り、仰向けにひっくり返してあげるのであった。鼻と口を地面で覆われ窒息したら大変だ。

 

その前日も、彼をひとりマットの上に置いたまま私が風呂に入ってしまい、あがってみると彼がひっくり返り苦しそうに泣いていた。ひどく焦ったし、猛省した。いまや彼をひとりにするときには、バウンサーへの固定が必須である。

 

これを書いている途中にも、なんど彼をひっくり返したことか。気を抜いているとすぐに焦げてしまうホットケーキと、フライ返し片手に対峙しているような気持ちになった。

 

今後はこれまで以上に彼から目が離せない。ハイハイが始まると、さらにそうなのだろうな。