いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

彼女の世界

4歳の娘は本当にマイペースだ。

 

妻の機嫌が悪かろうが、私が仕事で落ち込んでようが、いつも自分のペースでニコニコと、大抵の場合は騒々しく、私達に話しかけてくる。

 

そんな彼女が住んでいる、平和で自由な世界をとても羨ましく思う。たまに目線を合わせ、私も彼女の世界で生きていきたくなってしまう。

 

でも残念ながら大人はそんなことはできない。大人は社会で生きなくてはならないからだ。

 

つらいな。でも考え方によれば、愛する我が子の『彼女の世界』は守れている、その程度の保護はできている、とも言えるのかもしれない。

 

そう思うと、少しだけ胸を張りたくなるのであった。そんなに長い期間じゃないだろうけれど、それが守られている限りにおいては、その『世界』で伸び伸びと生きていって欲しいな。