いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

明日だけは

今仕事を終えて帰っている。

 

引き続きトップオーダー対応に係りっぱなしだ。覚悟はしていたが未だ終わりが見えない。

 

もう、私も逃げられないと諦めているのだが、どうしても気が揉んでならない事項がある。

 

明日の節分だ。

 

なぜかうちの娘が先月の半ば頃からとても楽しみにしているのである。折に触れては卓上カレンダーを手に取り、私にニコニコ見せてくる。

 

「このおやすみがおわったら、2がつだよ!そしたらマメまきだよ〜!ぱぱ、どうする!?」

 

どうやら娘は、節分が大好きなクリスマスやハロウィンと同じくらい楽しいイベントだと思い、ワクワクしているらしい。その期待値の高さに妻とは顔を見合わせ、少し心配している。

 

でも期待をしている娘のために出来る限りのことはやりたい。ちゃんと鬼のお面をつけて、私に向かって思いっきり豆を投げてもらいたい。

 

しかしながら、今の仕事状況を鑑みると、明日も娘の起きている時間に家に帰れるかわからない。いや帰れないのではないかと思っている。

 

娘が楽しみにしていたイベントを潰してしまう。それが悲しくて、申し訳なくて、堪らない。なんで今年に限って節分が2月2日なんだ!

 

明日、天の恵みで早く帰れる奇跡が起こることを願っている。もしできなければ、不本意だが日付をずらそう。イベント自体は絶対やろう。