いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

最近の手癖

ジッポライターをカチャカチャする人がいる。

 

考えごとをする際、手癖で蓋の部分を開け閉めするのだ。ドラマにおけるダンディな刑事や、ホストやヤンキー等がよくやるイメージがある。

 

その手癖に似たものを最近私もよくしている。タバコは吸わないのでライターではなく、ワイヤレスイヤホンのケースで、なのだけど。

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通勤で歩いている際、寒いのでコートのポケットに手を入れる。するとそこにはこのケースがあるのだ。本体は耳に装着している。空のケースは恰好の手遊び道具で、ついついポケットの中でパタパタと蓋を開け閉めしてしまうのだ。

 

この手のケースの特性で、中途半端に蓋を開けると、指を離すと同時に自動で蓋が閉まる。マグネットなのか、開閉金具なのか。その軽快に閉じる爽快な感覚が、絶妙にクセになるのだ。

 

ドラマ等では、ライターをいちいちカチャカチャしている人物を鬱陶しく思ったこともある。しかし当事者になってみると、なるほど、これは快感だ。ついついやってしまうのもわかる。

 

こんど誰かがやってたら、親近感を抱きそうだ。わかるわかる、ついついやるよね。ポケットに手を入れる冬限定なのかもしれないけれど。冬が寒くって本当によかった。なんつって。