いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

年中さん

娘は今日から年中さんだ。

 

進級式を終えた娘は、朗らかな笑顔を携えて帰ってきた。「何組になった?」と私は尋ねる。

 

「チューリップぐみ!わたしのいったとおり!」

 

少し前から娘が予想していた通りの組であった。たまたまだろうが娘は満足そうだ。そして制服の胸につけた新しい名札を見せてくれる。年少さんの頃から色が変わっているとのことだ。

 

「誰と一緒になった?」。私はもっとも関心のあったことを訊く。娘はうーんとしばし唸った後「わかんなーい」と照れくさそうに笑った。

 

今日は式典だけだったので、誰と同じになったのかはまだよく認識できていないのだろう。クラスに分かれての活動が始まれば、彼女も理解するはずだ。

 

そんなわけでそのことは妻に聞いた。保護者にはクラス分けのリストが配られていた。何人か、私でもわかるほどに仲のよい友達を同じ組に見つけられた。よしよし。これで新学期も心配ないだろう。

 

さらには担任の先生も、年少さんから引き続き同じ先生だった。なおのこと安堵する。娘のことをよくわかってくれているだろうし、娘も慕っている。

 

娘の幼稚園生活も2年目に突入か。あっという間だなあ。また来年も同じことを思うに違いない。そんなふうにして、娘はどんどん大きくなるのだろう。