いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

地頭力を鍛える

細谷巧の『地頭力を鍛える』を読了した。

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先日の転職面談の後、この本を衝動買いした。面接官との会話に高揚していたからだ。とにかく面接官たちの意図を汲み取る力、物事を端的に説明する力に、感動を覚えてしまったのだ。

 

こんな人達みたいに頭が良くなりたい。面接そっちのけに、そんなことを考えていた。面接後、Amazonで検索して、以前本屋で手に取って棚に戻していた本書を購入した。

 

やはり、そのノウハウを真に求めているときに読む実用書は吸収率が高い気がする。脳や心も受け入れ態勢になっているので、書かれていくことを貪欲に取り入れていく。

 

現代で求められる思考力が体系的にわかりやすく纏められており、自身の不足している力も把握できた。論理的思考力には昔から自信があったのだが、そんなものは基礎能力の一部に過ぎないことがわかった。今後は他の力も意識して鍛えていきたい。

 

本書で推奨されているトレーニング法も、さっそく日々実践している。様々なお題でフェルミ推定をするのだ。『日本全国に電柱は何本あるか』のような解が不明な問いを、持ち得る情報から推定する。

 

最初はてんでダメだったが、少しずつ考え方が身についてきた。たしかにトレーニングの反復で思考力も鍛えられるのだと、実感を持ち始めている。

 

すぐに本書を読み終えたので、また別のトレーニング本も本日注文した。先日の面談は無事次の選考に進めたので、まずはそのためではあるが、それを抜きにしても、今後の人生において、少なくはない益をもたらしてくれるのではないかと期待している。