いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

文学パパが綴るかけがえのない日常

マッキンゼーが解き明かす生き残るためのDX

マッキンゼー・デジタル編著『マッキンゼーが解き明かす生き残るためのDX』を読了した。

f:id:pto6:20220109084717j:image
こちらも転職活動をする上で読んだ本だ。インフラ会社という特殊な環境において、一般市場でも通じ易い普遍的な経験として、現在DX(デジタルトランスフォーメーション:デジタルを用いたビジネス変革)関連の業務経験をひとつの売りにしている。

 

実際に業務変革をリーダーとして率いた際には、完全なる独学、自身の考えに基づき遂行していたのだが、自身の武器にまで仕上げられるよう、改めて書籍から体系的に基礎を学び直すことにしたのだ。

 

DXというワードは数年前からもてはやされていたので、関連書籍は数多くあった。その中でも最近出版され、立ち読みした感触として、まとめ方が好みであった本書を選んだ。掲げられた『マッキンゼー』という冠に、またもや心惹かれ勝手に信頼感を寄せたところもあるかと思う。

 

前回紹介したデロイトの書籍と並行で読んだので、描かれている内容としては被りがあったが、本書のほうが一般人向けに易しい言葉で書かれている印象があった。ゆえに、抽象的な部分も多く、少なからず物足りなさも感じた。

 

しかし日本企業にフォーカスを絞り、日本企業特有の変革の足枷や、それをどう排除していくのかが書かれており、その点は興味深かった。またそんな日本の中でも先進的な取り組みをしている企業(コマツ、クボタ、ニトリ等)の変革が知れたところも学びとなった。

 

とりあえずセオリーとして語られていることは書籍により大きく違いがないことが確認できたので、DX関連の書籍を読むのはこの2冊で完了としておきたい。次はなにを読もうか。ビジネス書のロジカルな文体も、読んでいるうちに心地よくなってきた。